グラボのGPUファンを交換する方法 GeForce GTX 1060 6GB編【NVIDIA・ZOTAC・修理・グラフィックカード】

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ZOTAC製 NVIDIA GPUを搭載したGeForce GTX 1060 6GBのファン
ZOTAC製 NVIDIA GPUを搭載したGeForce GTX 1060 6GBのファン

ある日、デスクトップパソコンに搭載しているグラフィックカード GeForce GTX 1060 6GBから異音がするようになりました。異音以外にも、ゲームをプレイしているとGPU温度の上がり過ぎが原因でゲームのフレームレートが低下するようにもなっていました。

そこでグラフィックカードを取り出して調べてみたら、GPUを冷やす為の空冷ファンがヒートシンクにぶつかって異音が発生していることが分かりました。

GPUファンを新品に交換したところ、異音もしなくなり、グラフィックカードの温度が急激に上昇する事もなくなりました。

初めてグラフィックカードのGPUファンを交換したのですが、交換後も安定動作しており、意外と簡単にGPUファンを交換出来たのでその手順を紹介します。


グラフィックカードのファンから異音がするようになった

ある日、突然パソコンからカンカンカンという甲高い音が聞こえるようになりました。今までの経験から、これはファンがヒートシンクに接触したのだろう。という予測は直ぐに付きました。

ケースを開けて調べてみたところ、PCIeに挿しているグラフィックカードのファンが同じくPCIeに挿してあるNVMe SSDのヒートシンクに接触していました。

NVMeの帯域に問題のないPCIeスロットが空いていたので、グラフィックカードとは距離を取る場所に移動する事で、SSDのヒートシンクには接触しなくなったのですが、ブンブンブンと低く大きいファンの駆動音がするようになっていました。

低音の原因はファンの軸がずれてしまったことに原因があると考えました。ファンの軸がずれたことでファンが傾き、その結果NVMeのヒートシンクにも接触していたのでしょう。

PCパーツのファンは消耗品なので、軸がずれたり、回らなくなったりする事はそれなりによくあります。

今まではPCパーツが不具合を起こしたらアップグレードも兼ねて買い替える事が多かったのですが、最近は仮想通貨の影響でグラフィックカードの品不足が続いており、価格も非常に高騰しています。

そんな時期に私にはオーバースペックなGPUを搭載したグラフィックカードを買うのも嫌なので、この機会にグラフィックカードのファンを交換することにしました。

20年以上PCを自作してきているので、PCパーツにはそれなりには詳しいので何とかなるだろう。と思ったのも大きいです。

純正ファンの型番はT129215SH

ZOTAC GeForce GTX 1060 6GBの純正ファンT129215SH
ZOTAC GeForce GTX 1060 6GBの純正ファンT129215SH

ZOTAC GeForce GTX 1060 6GBのファンを取り外して調べてみたところ、裏面に型番が書いてありました。T129215SHが型番です。

調べてみたところこの型番の商品が普通に売っていました。

初期不良のチェック

新しく購入したファンは必ず動作確認しましょう。

風を当ててきちんと回るのか?

風を当てるのをやめてから止まるまでの時間が既存のファンに比べて短くないか?

この2点は確実にをチェックします。そして、初期不良がある場合は交換して貰いましょう。

同じT129215SHでも少し違うファンがあるので注意が必要

私は購入して取り付けようとしてから気が付いたのですが、T12921SHという型番の製品は2つあります。

ZOTAC GeForce GTX 1060用のファンと、ZOTAC GeForce GTX 1060 mini用のファンとが同じ型番なんです。

そしてこの2つの製品には、少しだけ違う部分があります。

2つのT129215SHを並べてみた
2つのT129215SHを並べてみた

ZOTAC GeForce GTX 1060のファンが左、ZOTAC GeForce GTX 1060 miniのファンが右です。

こうして並べてみると違いが分かりやすいかと思います。

ヒートシンクに取り付けるビス穴の位置は同じなのですが、配線のガイドが右側の方が少し長いのと、配線の耐熱カバーも若干違います。

ZOTAC GeForce GTX 1060 6GB mini用のファンなので取り付け出来ない
ZOTAC GeForce GTX 1060 6GB mini用のファンなので取り付け出来ない

ZOTAC GeForce GTX 1060に、ZOTAC GeForce GTX 1060 miniのファンは取り付け出来ません。

このように配線のガイド部分が邪魔ですし、配線がヒートシンクに触れる部分も保護されていないので危険です。

私の様に間違って購入しないように気を付けてください。

間違って購入しZOTAC GeForce GTX 1060 6GB mini用のファンを加工

ZOTAC GeForce GTX 1060 6GB mini用のファンを間違って購入してしまったのですが、少し加工すれば取り付けられそうでしたので、手を加える事にしました。

ZOTAC純正ファンT129215SHの配線ガイド部分を短くカット
ZOTAC純正ファンT129215SHの配線ガイド部分を短くカット

まずは長くで邪魔な配線のガイド部分をカットします。柔らかいプラスチックでしたので、剪定ばさみで簡単に切断出来ました。

ZOTAC純正ファンT129215Sのヒートシンクに接触する配線部分に耐熱テープを巻き付ける
ZOTAC純正ファンT129215Sのヒートシンクに接触する配線部分に耐熱テープを巻き付ける

後は配線をヒートシンクの熱から保護する為のテープを巻きつけました。

気密テープの持ち合わせがあったので、手持ちの気密テープの性能を調べてみたところ、耐熱テストもクリアしている上に素材的には95度~105度まで耐えられる素材でした。GeForece GTX 1060のGPUは最大でも80度までしか温度が上昇しないようなのでこのテープを利用する事にしました。

他の方はきちんとしたパソコンパーツ用の耐熱テープの利用をお勧めします。

ZOTAC GeForce GTX 1060 6GBのファンを換装する

ZOTAC GeForce GTX 1060 6GB本体横のネジを合計4本外す
ZOTAC GeForce GTX 1060 6GB本体横のネジを合計4本外す

最初に既存のファンを外します。

ファンを外すにはまずはグラフィックカードの本体のケースを外す為に本体横、左右に2本ずつ、合計4本あるあるネジを外します。

ネジを外したらカバーを上に持ち上げると開きます。

ZOTAC GeForce GTX 1060 6GB ファンの配線位置を確認
ZOTAC GeForce GTX 1060 6GB ファンの配線位置を確認

ファンは3カ所がネジで留めてあるので外します。ファンのネジは、カバーを留めていたネジと同じ大きさでした。

次に配線を外します。ファンからは4本の配線が纏められている電源コードが伸びており、基盤の4pinコネクタに挿入されています。

4pinコネクタは真ん中の凹んでいる部分を、小さいマイナスドライバ等で引っ掻けて上に持ち上げると外れます。

ZOTAC GeForce GTX 1060 6GB ファンの配線固定用ゴム
ZOTAC GeForce GTX 1060 6GB ファンの配線固定用ゴム

配線とヒートシンクの間には配線が自由に自動出来ないようにゴムがはめ込まれています。これを外さないとファンを外す事が出来ません。固定用のゴムは固い棒で下から上に持ち上げると外れます。

ファンを外すのにヒートシンクを外す必要はないので、間違って外さないように注意しましょう。

ZOTAC GeForce GTX 1060 6GBヒートシンクの埃
ZOTAC GeForce GTX 1060 6GBヒートシンクの埃

ヒートシンクに埃が付着していると性能が劣化するので、この機会に掃除をすると良いかと思います。私は掃除機で吸ったり綿棒で取ったりしましたが、エアダスターがある人はそれで吹き飛ばすと良いかと思います。

新しいファンは既存のファンを外した時の手順と逆に付けていくだけです。

まとめ

同じ型番のファンが2種類ある事に気が付かずに購入するというミスをしましたが、無事にファンの換装を終えました。

新品のファンになったことで、異音がしなくなりました!

ZOTAC GeForce GTX 1060のファンの交換を考えている方は、mini用のファンかどうかきちんと確認するようにしてください。

グラフィックカードはそんなに簡単に壊れるPCパーツではないので、ファンが壊れた程度では無理に買い替えはせずにファンを交換するのも良い選択だと思いました。

PCパーツでファンが壊れる事は良くあるので、グラフィックカードもファンの交換がしやすいように出来ているのも良かったです。今後もグラフィックカードを買う時はZOTACの製品を選ぶのも良いかもしれません。