ワイヤレス充電でiPhoneのバッテリーは劣化しないのか?

2021年6月9日iPhone,ワイヤレス充電器

最近のスマートフォンは無線充電に対応していますが、便利な反面バッテリーの劣化が気になる人もいるかと思います。我が家では2台のiPhoneをワイヤレス充電でのみ充電し続けています。

長期間ワイヤレス充電を利用した場合、バッテリーが劣化するのか?という疑問を持つ人もいるかと思いますので、我が家のiPhoneの利用状況を紹介したいと思います。

この記事で分かる事
  • ワイヤレス充電ではバッテリーは劣化しない
  • バッテリーは熱・満充電・電池残量の低下で劣化する
  • 購入してからワイヤレス充電しかしていないiPhoneのバッテリーの劣化具合
  • お勧めのワイヤレス充電器

iPhoneのバッテリーが劣化する原因

iPhoneのバッテリーにはリチウムイオン電池が用いられています。そして、リチウムイオン電池の特徴は、これらの条件で充電性能が劣化する事が広く知られています。

リチウムイオン電池が劣化する条件
  • 高温状態になる
  • 満充電状態で放置
  • 電池残量が少ない状態で利用

高温状態

高温の場所に置く事や、充電中の発熱もNGです。

基本的に急速充電と呼ばれる充電方法を取るとバッテリーが発熱する事が多いです。そして、ケースに入れると保温されて高温になりやすいです。

iPhone 8 Plusの方はケースには入れずにバンパーと裏面にガラスフィルムを張って長年利用してきました。ですので、熱がこもりにくい状態で利用しています。

逆にiPhone XRは手帳型ケースに入れて使っています。ですので、充電中の熱がこもりやすいです。

ワイヤレス充電は通常の充電に比べて熱が発生しやすいです。そこで、充電器側の方で発熱を感知したら充電速度を落とす機能が付いている製品もあります。私はこの機能が付いているワイヤレス充電器を利用しています。

バッテリーは100%の満充電と残量20%以下の放電状態を避ける

リチウムイオン電池はバッテリーの状態によっても劣化する事が知られており、保存劣化と言います。

保存劣化は「バッテリー100%の満充電」「バッテリー残量が低下した状態」で発生します。

100%の満充電は就寝中に充電して放置する方などが当てはまるかと思います。

最近のスマートフォンには80%以上の状態が長く続かないように80%以上になったら充電速度を遅くする機能が付いている事から、メーカー側も80%以上の充電状態を避けるようにしている事が分かるかと思います。

そして、バッテリー残量が低下した状態もバッテリーの劣化を招きます。iPhoneではバッテリー残量が20%を切るとバッテリー残量がアイコンが赤く表示されたり低消費電力モードへの切り替え通知が出ます。

実際に利用していて思うのですが、電池残量が低下していると充電時に急速充電する事になり結果としてかなり発熱します。前述したように熱はバッテリー劣化の原因ですので、電池残量が低下した状態での利用はバッテリーを著しく劣化させる事が分かるかと思います。

充電回数が多いと早く劣化する?

充電・放電を繰り返す事によるバッテリーの劣化をサイクル劣化と言います。

iPhoneに使われているリチウムイオン電池は充電頻度が多いと早く劣化という事はありません。仕様欄に記載されている電池寿命の充電回数は0%から100%まで充電した時の回数を表しています。

つまり、充電・放電の総電圧量がバッテリーの劣化を決めます。同じ利用量であれば充電回数が多くても少なくても同じ程度劣化します。

充電回数が多いとバッテリーが直ぐに劣化するのでは?と思っている人がいるかと思いますが、それは”ニッケル水素電池”や”ニッカド充電池”の話であり”リチウムイオン電池”は違います

3年8ヶ月間ワイヤレス充電のみのiPhone 8 Plusのバッテリー

iPhone 8 Plus バッテリーの状態
iPhone 8 Plus バッテリーの状態

発売して直ぐに購入し、それ以来ずっとワイヤレス充電しかしていないiPhone 8 Plusのバッテリー状況です。

これだけ長期間利用して最大容量の88%が利用出来ているのでバッテリーに持ち時間が短いと感じる事は一切ありません。

通勤していた頃は、毎日2時間程度の通勤時間中にネットを観たりゲームをしたりしながら常時Bluetoothで音楽を再生していました。

ここ1年間は在宅ワークなので、使用状況は変わりましたが漫画を観たりネットで調べ物をする事は多いので毎日何度か充電しています。

2年8ヶ月間ワイヤレス充電のみのiPhone XRのバッテリー

iPhone XR バッテリーの状態
iPhone XR バッテリーの状態

iPhone XRはiPhone 8 Plusより1年後に発売されたので1年間使用期間が短いです。iPhone 8 Plusと3%の差がありますが、iPhone 8 Plusが1年間で約3%程度低下している事を考えると、91%は妥当な値だと思います。

iPhone XRはiPhone 8 Plusとは違い、手帳型ケースを使っているのと充電頻度が低く満充電にする回数が多い上に電池残量20%以下での利用頻度も高いです。

改めてiPhone 8 PlusとiPhone XRのバッテリー劣化の比較

iPhone 8 PlusiPhone XR
使用期間3年8ヶ月2年8ヶ月
最大容量88%91%
ケースバンパーとフィルムのみ手帳型ケース
利用の仕方バッテリー残量20-80%の間で利用全く気にしない
iPhone 8 PlusとiPhone XRの利用状況

iPhone 8 PlusとiPhone XRの使い方の違いを纏めてみました。

iPhone 8 Plusは細かく充電し満充電とバッテリー残量20%以下の状態を避けるように使用し続けてきましたが、iPhone XRは満充電させたり20%以下でも気にしないで利用してきました。

iPhone 8 PlusもiPhone XRも1年間に3%程度劣化しているので、劣化スピードに差はありません。もう少し差が出るのかと思いましたが、意外と差が出ませんでした。

余程酷い使い方をしない限りそんなに極端な差は出ないのかもしれないです。

年間3%程度の劣化

ワイヤレス充電のみの利用でも年間3%程度の劣化で済んでいます。

iPhoneは最大容量の80%程度がバッテリー交換の目安という意見が多いですが、年間3%程度の劣化であれば80%に到達するのは6-7年後です。

お勧めのワイヤレス充電器

今までにいくつかのワイヤレス充電器を利用しましたが、お勧めのワイヤレス充電器を紹介します。

基本的にAC電源接続で温度コントロール機能があるのがお勧めです。USB接続は充電速度が遅いです。USB接続でも充電を早くする方法はありますが、別途急速充電器が必要なのでお勧めしません。

急速充電器も結構な値段がしますし、充電器と急速充電器どちらかが壊れても充電が出来なくなり故障個所の特定が難しくなります。それなら1つに纏めてあるAC電源の方が便利です。

Anker PowerWave 10 Dual Padの特徴
  • AC電源接続
  • 急速充電対応
  • 温度コントロールがある
  • 2台同時充電可能
  • 充電表記が見やすい

Anker PowerWave 10 Dual Padについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

同じくAnkerのワイヤレス充電器ですが、こちらの商品もやはりAC電源接続温度コントロールがあります。

古いモデルだと価格は安いですがUSB接続なので急速充電器が必要だったり温度コントロール機能が無かったりします。ワイヤレス充電も最近では15Wまで出力があるのでAC電源で温度コントロール付きの物が多くなっています。

バッテリーの劣化を避ける為にも良いワイヤレス充電器の利用をお勧めします。

まとめ

ワイヤレス充電が必ずしもバッテリーを劣化させる訳ではない

バッテリーの劣化の主な原因は熱、満充電・低残量での利用が原因です。
ワイヤレス充電は発熱しやすいですが、適切な充電器の利用など環境を整えればそれ程劣化しません。

実際に3年以上ワイヤレス充電のみで充電し続けていても、電池容量が88%ある事からワイヤレス充電が必ずしもバッテリーを劣化させる訳ではない事が分かるかと思います。

私がワイヤレス充電を利用し始めた理由は、端子に接続しての充電はケーブルが邪魔ですし、何よりもケーブルやスマートフォン本体の端子が直ぐにダメになるからでした。

ワイヤレス充電に切り替えてからはケーブルに接続していない訳ですから、充電用の機器が壊れた事は一度もありません。

一度はマグネットタイプの充電ケーブルも考えたのですが、知り合いが使っているのを見ていると定期的にケーブルや接続端子がダメになるみたいでした。

定期的に買い替える手間や本体の端子がダメになるとダメージが大きいのでワイヤレス充電はとても有用だと思っています。