パソコン用のデスクに最近の大きなモニターを置くと机が非常に狭くなります。
大きなモニターは魅力的ですが机を大きくしてしまうと途端に部屋が狭くなってしまいます。
そこで狭い机でも広く使えるようにモニターアームを購入しました。
モニターアーム使う前はキーボードとマウス以外の物が置けないくらいスペースに余裕がありませんでしたが、モニターアームを使ってからは広く机を使うことが出来るようになりました。
今まで机が狭いことで感じていたストレスが一気に解消されました。
以前から職場でモニターアームを使っている人たちを見てきていたのですが、モニターアームを実際に使うまでは、モニターアームは贅沢品だと思っており、購入を躊躇していました。
モニターアームを実際に使ってみた今では、モニターアームは贅沢品ではなく収納アイテムに近い物だと思っています。
PC環境を整えるアイテムの1つとして、今では非常にお勧め出来るアイテムだと思っているので紹介したいと思います。
Amazonベーシック モニターアーム シングル ディスプレイタイプ
私が購入したモニターアームはAmazonベーシックのシングルディスプレイ用アームです。
こちらのモニターアームに決めた理由を紹介します。
- エルゴトロンのOEM品
- 重さ11.3Kgのモニターまで扱える
- 関節が多く可動域が広い
- クランプ式とグロメット式に対応している
エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム 45-241-026のOEM品
Amazoベーシック モニターアーム シングルディスプレイタイプは、エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム 45-241-026のOEM品です。
性能は全く一緒でカスタムパーツ等もそのまま使えます。エルゴトロン製のモニターアームは実績があって評判も良いので購入の決め手になりました。
何よりAmazonベーシックの方が安く買えます。
amazonベーシックモニターアームとエルゴトロンの違い
Amazonベーシックモニターアームとエルゴトロンのモニターアームの違いは、色とロゴ、長身タイプの3点だけです。
Amazonベーシックではブラックとシルバー(アルミニウム)の2色ですが、エルゴトロンでは、マッドブラック、アルミニウム(シルバー)、ホワイトの3色です。シルバーとアルミニウムは配色が同じです。
ロゴはErgotornと書いてあるところが、amazon basicに置き換わっているだけです。どちらもログがあるのは変わりません。
長身タイプとは、モニターを設置する軸が長いタイプの事です。長身タイプの利点はモニターを高い位置に置ける点です。更には、長身タイプでは縦に2枚のディスプレイを並べることも出来ます。低い位置にしかモニターを置かない場合には長身タイプは逆に邪魔かと思います。
耐荷重2.3Kg~11.3Kg
私がメインで使っている液晶モニターはバックライトがLEDになっているのですが、古い液晶モニターもいくつか持っており、それらは液晶モニターはバックライトがLEDになる以前の物です。
バックライトがLEDになる前の液晶モニターは非常に重く10Kg前後あります。
今はメインのモニターしか使わないので良いですが何かの理由でモニターを切り替えないといけなくなった時に使えないのでは困ります。
こちらの写真の液晶モニターは古い30インチの液晶モニターで10Kg以上あります。この液晶モニターもAmazonベーシック モニターアームで問題なく使う事が出来ました。
関節が多く可動域が広い
Amazonベーシック モニターアームは画面が360度回転する事に加え、関節部が3カ所あるので液晶モニターの位置をかなり自由に調整出来ます。
安いモニターアームは関節部が少なくて好きな位置に液晶モニターを配置出来ない可能性が高くなります。それではせっかくのモニターアームも意味です。
多少値段が高くても関節数が多く可動域が広いモニターアームを購入する事が大事です。
クランプ式とグロメット式に対応している
モニターアームの机への取り付け方法は主に2種類あります。クランプ式とグロメット式です。
クランプ式は机の天板を上下に挟んで固定する方法で、グロメット式は机に開いている穴にネジを差し込んで固定する方法です。
私はクランプ式で固定しました。
クランプ式
クランプ式の取り付け金具が付属しており、簡単に取り付ける事が出来ます。
- 天板の縁を器具で挟んで固定する方法
- 補強があると使えない場合があるので注意が必要
机の縁であればどこでも使えそうなクランプ式ですが、天板裏に補強があるような机は注意が必要です。
補強が邪魔で上手く天板を挟めない事があります。補強は細い事が多いので、補強部分を挟んでもしっかりと固定出来ないので危険です。
補強があってクランプ式で付けられない時にはグロメット式がお勧めなのです。
ですが、天板に穴を開けたくない方の中には、補強と同じ厚さ木の板を準備してそこをクランプで挟んで固定している方もいます。事故が怖いので私はお勧めしません。
別で使っているモニターアーム対応机ですと、机の裏の補強が奥になっておりどこにでもモニターアームを取り付けることができるようになっています。
この机はサンワダイレクトのパソコンデスクです。
グロメット式
グロメット式は強く固定出来るのでお勧めの固定方法です。固定が緩む事があっても傾く程度で落下の危険性が少ないのが良い点です。
- 天板の穴にボルトを通して固定する
- 天板に空いていないと使えない
- 強く固定出来る
- 落下の危険性が少ない
グロメット式の方が安定度が高いです。最初はグロメット式で固定する予定だったのですが、実際に取り付けてみるといくつか問題がある事が分かりクランプ式に変更しました。
私の机の真ん中には最初から配線用の穴が空いていたのでそれを利用してグロメット式で固定しようしたのですが、モニター位置の自由度が低くなるので断念しました。モニターアームは机の端に固定した方がモニター位置を自由に決められます。
また、元々が配線用の穴でしたので、穴から天板が割れないプラスチックの筒で補強されています。それが若干の凹凸を持っており、きちんと固定する事が出来ませんでした。凹凸が在る所で固定するのは危険ですので、平らな位置で固定する事をお勧めします。
天板裏の補強がグロメット式の固定金具と干渉してきちんとネジを閉める事が出来ませんでした。これはもう致命的でした。
狭い机にはモニターアームがおすすめ
私がモニターアームを購入した理由は狭い机でのPC作業に限界を感じていたからでした。そしてこの問題は、モニターアームを使う事で無事解決しました。
モニターアームを取り付けた事でどれくらい机が広くなったのかを紹介します。
以下のそれぞれの状態の写真を見て頂ければどれくらい机が広くなったのかご理解頂けるかと思います。
- モニターアームを使ってモニターを配置している状態
- キーボード等の作業に使い機器を置いた状態
- モニターアームを使う前に使っていたモニタースタンドを置いた状態
キーボードの置けるスペースの違いに注目して頂けると机の広さの違いが分かるかと思います。通常のモニタースタンではかなり手前にキーボードを置く事しかできません。
更にモニタースタンドに場所を取られるので、全然机の上に物を置く余裕もありません。それに、モニタースタンドではモニターと目の位置も近いのも問題でした。
モニターアームを使う事で机の上が広く使えるだけでなく、モニター配置の自由度がかなり高くなります。液晶モニターを使いやすい場所に高さや距離に簡単に移動させられるのはとても便利です。
PCで仕事をする時には机と同じ高さに配置し、リクライニングチェアを倒して動画を見る時には高い位置に配置するという事も出来ます。
モニターアーム取付対応机
机を新調する機会があったのでモニターアーム取付対応机を購入してみました。詳しくはこちらの記事で紹介しています。
まとめ
私はずっとモニターアームは無くても十分だと思っていました。ですが、今回初めてモニターアームを購入してとても良い買い物だったと思っています。
毎日使う物なのでPC環境を良くする事は大きなQOLの向上に繋がる事を実感しました。
モニタを複数枚設置する方も多いかと思いますが、私はパソコンモニタは1枚しか使っていません。モニターを複数枚並べると視線の移動距離が大きく首を痛める原因になるからです。
私はUWQHDのウルトラワイド曲面ディスプレイモニターを使っているので、モニターは1枚で十分なのです。使っているモニターの詳細に関してはこちらの記事で紹介しています。
デュアルディスプレイ環境が好きな方は良くモニターアームを使っている印象があります。
シングルディスプレイ用を二枚使うのも良いですし、デュアルディスプレイ用のモニターアームもありますので、そちらを利用するのも良いかと思います。
最近はPC用の液晶モニタも大型化しているのでデュアルディスプレイ用のモニターアームは間隔が狭くうまく配置出来ないかもしれないので注意が必要です。私の知り合いではシングルディスプレイ用を複数台使っている方が多いです。