10GbEのONUが熱暴走するので扇風機で冷却
インターネット回線はauひかり ホーム10ギガを契約しているのですが、auからレンタルしているONUとルーターを押し入れに設置したところ、発熱による熱暴走の為に動作が不安定になることや、電源が強制的にオフになることがありました。
ファンレス設計なので非常に熱くなる製品なのですが、一定以上の温度になると安全の為に電源が落ちる(シャットダウン)するみたいです。
レンタル品なので自分でファンが付いている製品を選ぶこともできません。そこで、小型の卓上扇風機を置くことで冷やすことにしました。
10GbE(10Gbps)のネットワーク機器は発熱量が多い
10Gbpsの通信速度を構築する為には、10GBASE-Tや10GbEという規格のネットワーク機器を使いますがこれらの製品は総じて発熱量が多いです。
多くの製品は温度が50度以上になると強制的に電源が落ちたり、動作が不安定になります。
ファンが付いている製品であればそんなに温度が上がることもないのですが、ファンレスの製品は発火が怖いので十分に冷やすことが重要になります。
auひかり ホーム10ギガのONU

auひかり ホーム10ギガのONUは黒いプラスチック製の筐体です。
ファンレスなので動作音がしないのでそこは良いのですが、筐体がプラスチック製なので熱伝導効率が悪く熱が籠るようです。
内部にはそれなりに大きなヒートシンクがあることが確認できます。

裏側には高温になると電源が切れるという注意書きがあります。
私は押し入れに設置しているのですが実際に高温になった時に電源が切れました。
自動で電源は入らないので、もう一度電源を入れるにはコンセントの抜き差しが必要です。
押し入れの中は常にもわっとした熱い空気で満たされているので相当な高温になるのは間違いないです。
小型卓上扇風機
ONUが高温になって電源がオフにならないように小型の卓上扇風機で冷やすことにしました。
私は押し入れにONUを設置しているので、騒音よりもきちんと冷やせることを重視してこちらの扇風機を購入しました。
USB電源の扇風機にしたのは消費電力が少ないのと小さいからです。ONU、ルーターを冷やす程度で十分です。
こちらの扇風機は風量を3段階で調節可能なのですが、一番弱い風量でも充分に冷えてくれます。
扇風機で冷やす前は低温やけどをしそうなくらいの熱さでしたが、扇風機で冷やした後はほんのり温かい程度で済むようになりました。
扇風機を設置してからは、ONUの電源が強制的に切られることもなくなりました。
USBコンセント
USB電源の扇風機ですのでUSBコンセントが必要です。
扇風機を回す程度の消費電力ですので急速充電器のような高級な製品は必要ありません。
まとめ

卓上扇風機を設置することで押し入れの中のONU、ルーターを冷却することができました。
高温になると火事の危険性もありますので冷やしたほうが良いのは確実です。
せっかく10Gbpsのインターネット回線でもONUやルーターが熱暴走するとパケロスが多くなり、せっかくの良質なインターネット回線を活かしきれないという問題もあります。
私は静音性よりも冷却性能を重視しましたが、風量よりも静音性を重視した扇風機でも充分に冷えると思います。
私が購入した扇風機は54dBですが、こちらの扇風機は23dBとかなり静かな扇風機となります。
扇風機は必ずしも水平な角度じゃないといけないということもなさそうでした。少しでも風が当たっているだけでも意外と冷えるものです。