戸建てに住み替えた時に、エネファームが設置されていました。それから、半年経ったので、実際どれくらい節約出来ているのかや、稼働率を調査してみました。
我が家はTOKYOガスと契約してエネファームを利用しています。
マンションの時との比較
既に住んでいる家にエネファームを追加した訳ではなくて、マンションから戸建てに引っ越して、エネファームを使い始めたので、比較できるのはマンションの時の料金だけです。マンションに比べて光熱費が高いというのが一般的なので、どれくらい変わっているのか気になりますね。
まだ使い始めて半年なので、冬を経験していないので、まずは真夏の8月を比較します。また、エネファームがお湯を分かるとお湯を使いたくなるので、一応水道代も載せておきます。
マンション
上下水道代 7,790円
戸建て(エネファーム)
上下水道代 14,434円
比較
まず、マンションと戸建てという条件も違いますが、新型コロナウィルスの影響で、私がずっと在宅で仕事をしているのも違います。毎月20日は一日9時間はPCを使っている時間が増えています。
- 業務用のワークステーションなので、300Wとする
- 100kWh(100kwで1時間)当たりの電気代は、2.4円
- 1日8時間、20日で、160時間
- 約1,152円
- エアコンは、600kWh程度
- 約2,304円
マンションの時は、人が起きている時はリビングのエアコンのみフル稼働
戸建では、常にリビングと仕事部屋のエアコンフル稼働
エアコンの稼働台数が違うのに、請求額が1000円しか違いません。
ガスを使って電気を発電しているので、ガスの請求金額が物凄く増えていますね。東京ガスがエネファームを推すのが良く分かりますね。
正直、在宅ワークの影響で効果が見えづらいんですが、在宅ワーク分で3,456円程度は電気料金が高くかかるはずなのですが、その分を差し引くと逆に戸建ての方が安くなりますね。
8月以外の涼しい時期だと、戸建ての方が1000-2000円安い事もあります。在宅ワーク分を考えると、毎月5000円以上は節約できているという事になりますね。
上下水道代
上下水道代が、マンションでは7,790円だったのが、戸建てでは14,434円に増えています。
理由は4つあります。
- お湯が沸いているとシャワーを浴びたくなる。(私も子供もシャワー浴びまくった)
- 庭木の水やり
- 在宅ワークしているので水も使う
- 子供が1人増えた
マンションでも冬場は上下水道代は10,000円超えているので、まあ、極端に高くなった訳ではないと思うんですよね。
気温差による発電量と電気使用量の変化
9月は面白いグラフが見られました。
9月の前半は、気温が高く、エアコンの稼働率が高い上に、水道の水温も高いのでお湯が直ぐ沸く事から、発電量が少なくて、購入量が多いです。
9月の後半からは、気温が下がったのでエアコンの稼働率も下がり、水温も下がったので発電量が増えて、購入量が一気に減っています。
夏場はお風呂を沸かして、タンクにお湯が少し貯まるのを待ってから入るくらいでした。暑いのでお湯もなかなか冷めないし、エアコンで電気を使っているので直ぐにお湯も沸くんです。
秋になると、夜はお湯が足りていないので、ガスを使ってお湯を沸かす事が増えました。お湯は沸かしたら直ぐに入らないと冷めちゃいますからね。
更に冬場は、東京ガスだと割引率が上がるので、夏よりは光熱費を節約出来そうなので期待です。
エネファームの注意点
秋になるとエネファームの連続稼働時間が長くなります。
他のメーカーは分かりませんが、Panasonicのエネファームは、連続稼働時間は120時間です。強制的に停止して2時間は発電を再開できません。昼間に停止すると発電効率が下がるので夜間に狙って停止させると良いですね。
また、26日間ガスと使い続けると、エネファームが長時間停止します。保護動作中と表示され、12時間は起動しないので、これもなるべく夜中や外出に合わせて停止させておくと良いですね。
マイコンメーターにはガスが長期間流れた場合、ガスご使用有無の確認をメーター本体ランプの点滅で促す機能があります。エネファームのガス使用によりメーターを点滅させないため、発電・給湯・ふろ・暖房のご使用が26日以上続いた場合、エネファームの発電を12時間から最長24時間停止します(停止中は保護動作(□が赤色)が表示されることがあります)。停止中にガス機器のご利用が続く場合は、リモコンに「ガスの連続使用により発電を停止しています。取扱説明書を確認し、ガスのご使用を一時お控えください。」が表示される場合があります。この場合は、ガス機器のご利用を70分以上お控えください。お控えいただいたことが確認されると、自動的にリモコン表示が消えて、発電ができる状態に戻ります。
https://owners.hinokiya.jp/hinokiya_cms/wp-content/themes/hinokiya/images/maintenance/pdf/kyutou/pana_06.pdf
まとめ
建売の戸建てなので、最初からエネファームが設置されていましたが、費用の明細書は持っています。
- 機器本体代金 760,000円
- 工事費 200,000円
- 消費税 96,000円
自治体からの補助金は、年度内の枠をオーバーしていたという事で受け取れなかったですが、5万円程出ます。設置業者側が貰える補助金もあって、それは不動産屋の方で回収したので金額は覚えていないですが10万円くらいだったはずです。
また、エネファームは10万時間稼働するか20年経過すると強制的に停止します。私は1年間に5000時間以上使うペースなので20年経過する前に停止すると思います。
それらを踏まえた上でエネファームはお得なのか考えてみましょう。
毎月5000円節約して20年間利用した場合、1,200,000円の節約
設置に1,086,000円かかっているので、なんとか回収は出来る程度です。
冬季にどれくらい節約できるか次第ですが、夏季で5000円節約出来ているので、冬季は月10,000円節約出来るとして、1年間を半年ずつ50,00円、10,000円節約出来るとすれば、20年間で1,800,000円の節約なので、この場合はかなりのお得感があります。
冬季にどれくらい節約出来るか次第ではありますが、在宅ワークで自宅にいる時間が長い事もあり設備投資分は確実に回収できるのではないでしょうか?