Nature RemoをFire TV Cube、Google Nest Miniと連携しての比較を紹介【口コミ・レビュー】

Nature Remoは最初の世代が発売した頃にGoogle Nest Mini(当時はGoogle Home mini)と一緒に購入しました。

家電を音声で操作するだけであればこの2つだけで十分でしたが、TVで動画のストリーミング配信を視聴する為にAmazonのFire TV Cubeを購入しました。

Fire TV CubeはFire TV Stickと違ってAmazon Echoのようにスマートスピーカーとしても利用できます。

Google Nest Mini、Fire TV CubeをそれぞれNature Remoと連携して使ってみたのでその感想を紹介したいと思います。

スマートスピーカーの特徴

スマートスピーカーは音声だけで様々な機能を使うことが出来るスピーカーです。

Nature Remoのようなスマートリモコンと連携することで家電を音声だけで操作することができます。

それ以外にもキッチンタイマー・天気予報・交通情報の確認などの機能が使えます。

Amazon Echo、Fire TVにはアレクサ、Google NestシリーズにはGoogleアシスタント、Apple HomePodにはSiriという音声アシスタントがそれぞれ搭載されています。

それぞれの音声アシスタント毎に使える機能が微妙に違います。

今回は共通の機能を使ってNature Remoと連携した時の感想を紹介したいと思います。

また、Apple HomePodはNature Remoとは連携できないので今回は紹介しません。

スマートスピーカーは声を拾う能力が高い

スマートスピーカーは基本的に声を拾う性能が優れています。

iPhoneのSiriはかなり近づかないと声を拾ってくれませんが、スマートスピーカーはある程度離れていてもきちんと反応してくれます。

基本的に同じ部屋に居れば話しかけて認識してくれないということは余りないはずです。

どのデバイスにも共通しているのはテレビやスピーカーなどの音を発する装置の近くに置いてあると認識能力が低下します。

HomePodはスピーカーとしての音質が高いので音楽を聴くことが多いのですが、音楽を聴いていると流石に認識能力が低下します。

それはFire TV CubeやGoogle Nest Miniも同じです。

日本語を柔軟に理解してくれるのはアレクサ

スマートスピーカーは日本語を柔軟に理解してくれます。

日本語に限らず、言葉は同じ事柄を様々な言い方で表現することができますが、その表現の違いを柔軟に汲み取ってくれる点が非常に優れています。

明かりを付ける場合を例にしてみましょう。電気を付けて、電灯を付けて、明かりを付けて、明かりを灯してと色々な言い方があります。

これらの言葉のバリエーションへの対応はアレクサの方が一番柔軟だと感じました。

言葉の意図が理解できないと「対応できません。」という返事が返って来るのですが、アレクサはその頻度が少ないです。

きちんと理解してくれないとストレスになるのでこの点は重要でした。

活舌の悪い発語に対する認識の違いは?

我が家では小さな子供もスマートスピーカーを利用します。

小さな子供は活舌が悪いですし発音や言葉も正確ではなかったりします。

そこで気が付いたのですが、アレクサは子供の発する言葉でもかなり正確に理解してくれます

Google Nest miniやHomePodは余りその辺りは得意ではありません。

Nature Remoの特徴

いくつかのスマートリモコンの中からNature Remoを選んだ理由はいくつかあります。

Nature Remoを選んだ理由
  • デザインがシンプル
  • 小さくて白いので存在感が薄い
  • 今後のアップデートへの期待

デザインが一番大きな理由でした。他のスマートリモコンは黒くて高さもあるので存在感が出てしまいます。

その点Nature Remoはシンプルなデザインで平べったいのが良かったです。

出来れば配線もない方が良いので電池式や充電式だと嬉しいのですが、常にWi-Fiに繋がっている事を考えると電池の消費が難しいのかもしれません。

Nature Remoアプリの使い心地

スマートフォンのアプリはバージョンアップ毎に使いやすくなっています。

アプリはスマートスピーカーとは関係なく利用できます。Nature Remoを先に購入して使い勝手を確かめるのも良いかと思います。

主な機能
  • リモコン学習
  • 外出先(スマホ)からの操作
  • 温度・湿度監視(Nature Remo miniは非対応)
  • GPSでのオートメーション処理(予約した操作の実行)

いくつかの機能がありますが、基本的に家電のオン・オフ、エアコンの温度調整くらいしか使っていません。

また、純正のリモコンに比べて操作項目が少ないです。

学習機能はあるのですが、学習させる手間が面倒なので最初から用意されている機能しか使っていません。

サポートに要望を出すことで機能が追加されることもあるみたいですので、積極的に問い合わせてみるのも良いと思います。

外出先からの操作

スマートフォンのアプリを通して外出先から家電を操作できるのは便利です。

帰宅前にエアコンを付けるたり、出先でエアコンの消し忘れを確認することができます。

GPSでのオートメーションを機能を使うことで家に近づくだけで予め設定しておいた家電操作を実行できます。

帰宅した時に常にエアコンを付ける方には便利かと思いますが、我が家はそうではないのでこの機能は使っていません。

サポートがしっかりしている

サポートは結構しっかりしているので問い合わせると割としっかりと回答を得られるのが良い点です。

三菱のエアコンは0.5度単位の温度設定に対応しているのですが、私が設定しても0.5度単位の温度設定が出来なくて困っていました。そこでサポートに連絡しエアコンのリモコンの型番を伝えたところ、リモコンの設定方法を丁寧に説明して貰い無事0.5度単位での温度設定が出来るようになりました。

ODELIC(オーデリック)の製品は注意が必要

赤外線リモコンの製品なら操作出来ると思ったのですが、ODELICのシーリングファンは標準ではサポートしていませんでした。

Nature Remoのサポートに問い合わせたのですが、どうにもODELICのシーリングファンは1度の操作に複数回の赤外線信号を送信しているらしいのです。

対応するには”シーン”の一度の指示で複数の家電を操作する機能を使って、ODELICの製品に一度に複数の赤外線信号を送信する必要があります。

Nature Remoが反応しない時の対応方法

最初は反応しなくなる事が良くあったので対応方法をこちらの記事に纏めてあります。きちんと対策すると反応しない時はインターネット、Wi-Fi、クラウド障害だけになります。

おすすめはFire TV Cube

音声アシスタントはアレクサが優秀なのでAmazon Echo、Fire TV Cubeがおすすめです。

Fire TV CubeはPrime Video、Netflix、Disney+、Hulu等の動画配信サービスを視聴できるので価格が高めです。

動画配信サービスがTVだけで利用できるのであればスマートスピーカーはAmazon Echoで十分です。

Fire TV Stickはリモコン経由でしか音声操作ができないので、スマートスピーカーとして利用するには少し機能が劣ります。

ですが、リモコンの音声認識ボタンを押さない限り収音機能が有効にならないのでプライバシーが保護されていると言えるので、プライバシーを重視する方におすすめです。

Fire TV CubeはTVを単体で操作できる

Fire TV CubeはHDMIケーブルを通してTVを操作します。

TVだけを音声操作するのであればFire TV Cubeだけで十分です。この場合、スマートリモコンは必要ありません。

HDMIケーブルでTVと繋がっているので操作に対する反応が良いのも特徴です。

インターネット通信を介するスマートリモコンとは違い通信障害が発生することがありません。

Fire TV CubeのHDMIケーブル通信に対する満足度は非常に高いです。

Nature Remo経由ではTVが付いている時に「TVを付けて」と指示するとTVの電源が切れます。

Fire TV CubeではHDMIケーブルを通して電源を管理するのでそういう誤作動も無くなります。

Fire TV Cubeのより詳しいレビュー

Fire TV Cubeを購入した経緯と詳しいレビューはこちらの記事で紹介しています。

家電を音声操作する時の欠点

スマートスピーカーとスマートリモコンを連携して操作する時の欠点がいくつかあるので紹介します。

壁のスイッチとの連携ができない

当然ですが壁のスイッチで電源がオフにされると照明を音声操作できません主電源が切れている状態ではリモコン操作を受け付けません。

うちの家族は意外とこれがストレスでした。音声操作を試しても全然明かりが付かない。という経験を何度かすると音声操作には頼らずに直接壁のスイッチを操作するようになります。

標準のリモコンとスマートリモコンの併用は難しい

標準のリモコンとスマートリモコンでは家電への操作を共有できないので、それぞれを併用するとトラブルが発生します。

例えば、エアコン標準のリモコンでエアコンの電源を入れたとします。

その後に音声操作でエアコンの温度設定を変えるとエアコンの電源がオフになります。

Nature Remoはエアコンの電源はオフにするという状態を記憶しており、その情報も一緒に送信することで発生する不具合です。

三菱電機のエアコンを利用していますが、標準のリモコンでも温度調整と同時に電源の情報も一緒に送信するのでNature Remoの不具合ではありません。

1人暮らしの方は操作するリモコンを1つに限定することでこの問題は回避できますが、家族がいると稀にこの問題が発生します。

まとめ

家電を音声操作は便利なのですがいくつかの落とし穴があります。

スマートスピーカーは日本語の認識能力が高いアレクサがおすすめです。せっかく話かけても日本語を認識してくれないと結構なストレスを感じることになります。

特にTVと動画視聴サービスを利用する機会が多いのであればFire TV Cubeはおすすめです。

家電の音声操作だけが目的であればAmazon Echo dotがお勧めです。

スマートリモコンは壁のスイッチ、標準のリモコンとの併用時の相性が悪いです。

一人暮らしであればスマートリモコンでの操作に統一しやすいですが、家族がいる場合はスマートリモコンに統一できない可能性があります。

日本語を正しく認識して操作を実行したとしても、期待したものとは違う結果になると結構なストレスを感じます。

我が家では音声操作する家電はエアコンとTVに限定されています。

照明は壁のスイッチと必ず競合するので音声操作しなくなりました。

そういうことが続くと音声での家電操作を行わなくなるので、事前にこの課題がクリア可能なのかを検討すると良いと思います。

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