パン切り包丁はヴェルダンファインパンスライサーがおすすめ【口コミ・レビュー】

下村工業 日本製 ヴェルダン ファイン パンスライサー
下村工業 日本製 ヴェルダン ファイン パンスライサー

子どもの食育を考えてバケットなどの固いパンを食べる機会が増えたのですが、普通の包丁ではバケットを切るのは大変でした。そこで今までは一度も使ったことが無かったパンスライサー(パン切り包丁)を試してみる事にしました。

いくつか候補があったのですが新潟県の三条市にある下村工業のヴェルダンファインが、ステンレス製で錆に強く食洗機対応でしたので購入してみました。

今までパン切り包丁を使ったことが無かったのですが、固いバケットを簡単に切ることが出来る上にパンくずも全く落ちないことに感動しました。

パンを切る為だけに包丁を買うのは贅沢なのでは?と最初は思っていましたが一度使ってみるとパン切り包丁なしにパンを切るのは考えられないです。

ヴェルダンファインを購入した決め手と、使ってみた感想・おすすめポイントを紹介したいと思います。

ヴェルダンファイン

下村工業の包丁には、ヴェルダンとヴェルダンファインが在ります。

定価だとヴェルダン ファインの方が800円程度、Amazonの販売価格だとヴェルダン ファインの方が1,300円程度高いです。

私が購入したのはヴェルダンファインです。

ヴェルダンとヴェルダン ファインの違い

ヴェルダンヴェルダンファイン
モリブデンバナジウム鋼 ハイカーボンモリブデンバナジウム鋼
本研ぎ刃付け ファイン刃付け
ヴェルダンとヴェルダンファインの比較

ヴェルダンは「モリブデンバナジウム鋼」に対して、ヴェルダンファインは「ハイカーボンモリブデンバナジウム鋼」と刃の硬度が高くなっている点です。

パンスライサーは波刃なので簡単に研いだりできないと思ったので、硬度が高くて刃こぼれしにくいであろうヴェルダン ファインを選びました。

また、刃付け(研ぎ)の方法も違い、ヴェルダンの「本研ぎ刃付け」に対してヴェルダンファインは「燕三条の職人による ファイン刃付け」となっています。研ぎ職人の技術が違うのかもしれません。

食洗機対応

ヴェルダンもヴェルダンファインも食洗機に対応しています。持ち手が木柄の包丁の方が好きな人も多いかと思いますが食洗機に慣れてしまうと食洗機対応の調理器具で揃えたくなります。

持ち手が樹脂系の素材でも食洗機対応のパンスライサーは在ったのですが、将来的に劣化したり割れたりすると嫌なのでステンレスの持ち手のパンスライサーを選びました。

ツヴィリングとの比較

オールステンレスの包丁といえばツヴィリングが有名ですね。

ツヴィリングのパンナイフは定価で12,100円、Amazonでも7,977円とかなり高いです。包丁をツヴィリングで揃えている方ならツヴィリングのパンナイフでも良いと思うのですが、我が家は普段使う三徳包丁は別のメーカーの製品なのでツヴィリングは高く思えました。

ツヴィリングのパンナイフはドイツ産の鋼材を刃物の町と言われる岐阜県関市で加工しています。ですので、ブランド力は抜群です。

ツヴィリングヴェルダンファイン
刃の素材高炭素ステンレス鋼(N60ステンレススチール)ハイカーボンモリブデンバナジウム鋼
柄の素材18-8ステンレス18-8ステンレス
重さ170g150g
ツヴィリングとヴェルダンファインを比較

ツヴィリングとヴェルダンファインを比較した時に一番違うのは、刃の素材です。ハイカーボンは炭素量が多いという意味だと思います。モリブデンバナジウム鋼は家庭向けの包丁としては一般的なステンレス鋼です。

最新のツヴィリングが採用しているN60ステンレススチールは、組織が非常に均一でカーバイドと呼ばれる大きな炭化物を含まないのが特徴だそうです。その為、刃こぼれしにくい素材のようです。

また、ステンレス鋼は硬くすると錆びやすくなるらしいのですが、N60ステンレススチールは硬さと錆びにくさを両立した素材だそうです。

ツヴィリングとヴェルダンファインの刃と柄の繋ぎ目の比較
ツヴィリングとヴェルダンファインの刃と柄の繋ぎ目の比較

ツヴィリングもヴェルダンファインも刃と柄で違う鋼材を用いていますが、継ぎ目の滑らかさに違いがあります。

並べてみると違いが分かると思います。ツヴィリングは刃と柄の持ち手の繋ぎ目が綺麗に繋がっていますが、ヴェルダンファインは継ぎ目が目立っています。

こういう部分が気になる方は、見た目の完成度が高く高級なステンレス鋼を用いているツヴィリングがお勧めかと思います。

ヴェルダンファインの切れ味の確認

ヴェルダンファインでバケットを試し切り
ヴェルダンファインでバケットを試し切り

硬いパンを切る事が目的で購入したので早速バケットを切ってみました。

バケットの様に固いパンを切る時には、軽く引いて切り目を入れてから押し込むのが良い。と説明が書いてあったのでその通りに切ったところびっくりするくらいあっさりと切れました。そしてパンくずも一切出なかったので切り口も非常に綺麗です。写真を見てもパンくずが無いのが分かるかと思います。

手前側が若干毛羽立ちいる感じになっているのは、一度切った時に切り残しがあったのを私がちぎった後です。ですのでヴェルダンファインで切った部分の断面は非常に綺麗です。

うちの奥さんにも試しに切って貰いましたが、今まで三徳包丁で切っていた時の苦労が嘘かの様に簡単に切れた!とびっくりしていました。パンスライサーを買った価値があるという物ですね。

また、切れ味が悪い包丁で無理にバケットを切ろうとすると、力が入りすぎてバケットが潰れてしまう事があるかと思います。ヴェルダンファインは切れ味が良いのでバケットが潰れるという事はありませんでした。

パンスライサーはケーキも綺麗に切れるそうです。切れ味が良いので柔らかいケーキも綺麗に切れるのだと思います。ケーキを切る時には1度カットする度にパンスライサーを拭くとより綺麗に切れるらしいです。

まとめ

ヴェルダンファインは、3,000円という価格、食洗機対応、そして期待通りにパンが簡単かつ綺麗に切れるという優れものでした。

パン切り包丁は色んなメーカーから出ているのでどれを買えば良いのか悩む方も多いかと思います。

私は最初にオールステンレスという点に拘りました。オールステンレスですと食洗機対応で衛生的ですし壊れにくそうなのがポイント高いです。

そして、日ごろから新潟県の燕市、三条市の製品を多く使っているのでオールステンレスなら燕三条の物が良いという先入観も大きかったと思います。

実際に切れ味は使ってみないと分かりません。こればかりは何十本もパン切り包丁を買って試すしかないのですが、鋼材を確認する事である程度の切れ味が分かるかと思います。

ヴェルダンファインに使われているハイカーボンモリブデンバナジウム鋼は一般家庭向けのステンレス鋼です。ですので価格もお手頃な物になっています。

業務用の良いステンレス鋼では、日立金属の銀紙三号や武生特殊鋼材のV金10号等がありますが、これらの鋼材を用いて作られている刃物は価格が数万円になります。

家庭用として使う事を考えるとヴェルダンファインはとても良い選択肢の1つだと思いました。

後は耐久性ですが、これから使っていって検証してみたいと思います。

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