我が家では電動自転車を出し入れする時に必ず通る場所に段差があります。
24cmでの結構大きな段差ですので、力がある私なら良いのですが、余り力がないうちの奥さんには出し入れするたびにこの段差を乗り越えるのはなかなか大変な様でした。
特に電動自転車は普通の自転車とは違い結構な重さがあり、今利用しているYAMAHAの電動自転車ですと30Kg前後の重さがあります。
24cmの段差ですと自転車のフレームを段差に擦ってしまうくらいの段差ですので乗り越えるのもかなり難しいです。
そこで段差を乗り越えるためにスロープを購入してみましたが、奥さん曰く、かなり楽になったということでしたので紹介したいと思います。
最初は設置型を検討
段差用のスロープには設置して置きっぱなしにしておくタイプと、使うたびに持ち運ぶタイプがあります。
良く見かけるのは設置型のタイプかと思います。設置型は金属・コンクリート・プラスチックと色んな素材の商品があります。
このタイプのスロープは10cm前後の段差にしか対応していない事が殆どです。高くても18cm程度です。ですので、24cmの高低差がある我が家には設置型は使えませんでした。
オーバーメイドの鉄の板
またシンプルな鉄板のスロープで良いのであれば受注生産で好きな高さを注文できる商品もあります。
受注生産の商品を利用しなかった理由はいくつかあります。
- 24cmの段差があるので長さが80cmはないと勾配が厳しい
- 80cmの長さの鉄の板だと公道にはみ出すので置いたままにはしておけない
- 鉄の板なので重い
公道にはみ出さないのであればこちらの製品を利用したと思うのですが、置きっぱなしに出来ない以上持ち運べる事が必須でした。重い鉄板を都度出し入れするのは非力な人間は少し辛いかと思います。
それにメッキされている鉄の板は経年劣化でメッキが剥げてしまうと錆びてきてしまうので余り見た目も良くないです。
持ち運べて軽いアルミ製
設置型は難しいという事で、持ち運べるアルミ製のスロープに絞って探す事にしました。
アルミ製なので軽く作れるという事で長くなっても重さを余り気にしなくて良いのが特徴です。ですので持ち運びやすいです。実際に自転車や自動二輪車をトラックに積む時に良く見かけます。
24cmの段差に使えるアルミ製のスロープという条件で探すと、条件にマッチしているのはこちらの2つの商品でした。私はミニモトの製品を購入しています。
選んだ理由はいくつかありますが、まずは2つの製品の比較してみましょう。
ミニモト | Ruedamann | |
---|---|---|
幅 | 34.3cm | 21.5cm |
耐荷重 | 150Kg | 300Kg |
重さ | 3.28Kg | 2.8Kg |
私が一番気になった点は幅でした。非力な人間がスロープ自転車で通るとなると幅が無いと通りづらいと思ったのが大きな理由です。両方ともガードがあるので落ちるという心配はないのですが幅が広い方が乗せやすいという印象が強く、実際使ってみると多少ふらついても安定感があるので安心して使えます。
それと自転車を載せるだけなら21.5cmでも充分かもしれませんが、将来的には自動二輪車を載せる可能性もあり、私が好きなバイクはタイヤ幅が19cmあるので21.5cmはギリギリ過ぎて乗せづらいと思いました。
ミニモトは均等加重限度と書いてありますがRuedamannは耐荷重としか書いていませんでした。均等加重とはスロープ全体に均一に荷重がかかっている状態を示します。狭い範囲に150Kgの荷重がかかる事は想定しないという事になります。
電動自転車は30Kg程度なので、大抵の場合は人が乗った状態でスロープを通ってもどちらも余裕があるかと思います。
自動二輪車は大体200Kg前後ある物を想定しています。均等荷重限度が150Kgでは耐えられなさそうですが、軸距(ジクキョ・前輪と後輪の軸間の距離)が140cmあるので91cmのスロープに両輪の荷重がかかる事はありません。スロープなので下がっている方に若干強く荷重がかかりますが、200Kgを二輪で分散して片輪に150Kgがかかるというのは考えにくいです。
何故か耐荷重が大きいRuedamannの方が0.48Kg軽いです。
幅を気にしないのであればRuedamannの方がお勧めだと思います。
階段面との設置
スロープの上の方の部分は少し曲がっており、段差の上の部分と設置するようになっています。91cmの製品を24cmの段差に使うと若干浮くみたいです。もう少し坂が緩やかになるように設計されているのかと思います。
対応できる段差には幅がある分、完全に一致する事は難しいかと思います。勾配がきつくなり過ぎない程度の長さの物を選んでおくと良いかと思います。
私の場合は使っていてがたがたする事はありません。ミニモトの製品は接地面にゴム等の滑り止めパットがないので動いて階段が傷つくのが気になる方は接着剤でゴムパッドを追加しても良いかもしれません。
アルミの製品ですしある程度重い物を通過させているうちに形が変わってきて段差にぴったりと合うようになるのではないだろうか?と思って使っています。
まとめ
電動自転車は力がある人なら持ち上げられる重さですが、30Kgは結構危ない重さですので無理をせずにスロープを設置する事をお勧めします。電動自転車が倒れて怪我をする人は結構多いので危険です。
スロープを設置する際には、公道にはみ出ないのであれば置きっぱなしに出来るスロープが圧倒的に楽です。持ち運べる商品は均等加重限度をしっかり確認して選ぶ事が重要です。
コメント