ガゼニウールアブラッシュは天然ウールのアフガニスタン絨毯【家具・カーペット】

ガゼニウールアブラッシュ
アフガニスタン絨毯 ガゼニウールアブラッシュ

リビングに敷く絨毯を探して色々と見て回っていた時に天然ウールの絨毯に出会いました。

天然ウールの絨毯は汚れに強いので子供がいる家庭に向いています。絨毯ですので冬場は足元を温めてくれるという特徴がありますが、天然ウールの絨毯ですと夏はひんやりとしているので足元を涼しくしてくれます。

そこで天然ウールで織られたアフガニスタン絨毯のガゼニウールアブラッシュを購入しました。余り馴染みのない物だと思うので、どういう特徴があるのか紹介したいと思います。

アフガニスタン絨毯

ガゼニウールアブラッシュは、アフガニスタンの絨毯(ラグ、カーペット)です。

絨毯の中ではイランのギャッベや、ペルシャ絨毯が有名かと思います。アフガン絨毯はギャッベに近いらしいです。アフガン絨毯は草木染しているギャッベとは違って羊の毛の色そのままなのが特徴です。また、どちらもそれぞれの現地の羊の毛だけを使っています

アフガン絨毯とギャッベは似ていますが、ペルシャ絨毯とは大きく違うそうです。

ペルシャ絨毯は、色を綺麗に出す為にニュージーランド産の羊の毛を使っていたり草木染以外の染料を使うそうです。そして、一番大きな違いは綺麗に染める為に脱脂をしている点です。脱脂をする事でウールの油分が取れてしまっているので耐久性が落ちて汚れやすくなってしまっているという事でした。

ガゼニウールアブラッシュギャッベペルシャ絨毯
羊毛の産地現地のみ現地のみ現地とニュージーランド
脱脂なしなし脱脂済み
染色なし草木染め天然染料
天然ウール絨毯の比較

アフガン絨毯は、アフガニスタンの遊牧民が地面に直接敷いて土足で使う事を前提として作られた絨毯ですのでとても丈夫です。日本の様に室内に置いて素足で使うと一生使い続けられるそうです。

天然ウール素材の絨毯は長く使うと味が出るそうです。私は良い物を長く使うのが好きなので、使い続けていく中で絨毯の変化を楽しむ事が出来るというのは魅力的なポイントでした。

手織りの一点物

ガゼニウールアブラッシュもギャッベも手織りの一点物で全く同じ物は存在しません
一点物の中から好みの絨毯を選んで一生使っていくという事に魅力を感じます。

ガゼニー地方のウール

ガゼニウールアブラッシュのガゼニウールとはガゼニー地方の長毛の羊の毛を使った天然ウールの事です。現地の羊の毛を100%利用しているのが特徴です。

染色していないのが特徴で天然の羊の毛色でしか模様が描かれていません。色合いがシンプルなので家具に合わせやすいです。

天然ウールの絨毯は汚れに強く保湿性・断熱性に優れている

天然ウールの絨毯は、汚れに強く汚れても落ちやすいという特性があります。

我が家には男の子が3人もいるので家が簡単に汚れてしまいます。天然ウールの絨毯ですと汚れても簡単に落とせるので子供が居る家庭には向いていると思います。

ジュースを零しても大丈夫

私もびっくりしたのですが、ジュースを零しても軽くふき取ってお湯で濡らしたタオルで叩くだけで綺麗に落ちます。実際に我が家でも子供が汚していますが汚れは綺麗に落ちています。

日本カーペット工業組合の資料では、ウールの絨毯が汚れに強い事が示されています。

カーペットを学ぶより

汚れだけでなく、カーペット素材の中では高い保湿性と断熱性を有しているのが分かるかと思います。冬場のフローリングの床はとても寒いですが、カーペットを敷くだけで足元の寒気を和らげてくれます。またウールの絨毯を敷いて床暖房を使うとほんわりとした温かさが足元に広がります。

意外だったのが夏場にはウールのカーペットがひんやりとしている事です。夏場にウールは暑苦しいイメージがあったのですが足元がひんやりとするので涼しさを感じる事が出来ます。

向きに寄って色が変わる

天然ウールの絨毯は折り目に寄って色が結構変わります。

特にガゼニウールアブラッシュは色数が少ないので折り目による濃淡の違いが結構はっきりと出るのも特徴です。ギャッベも向きによって色の濃淡はそれなりに出てきます。

次の2枚の写真は同じ絨毯を上から見たのと下から見た時の物です。白い部分が茶色く変わっているのが分かるかと思います。向きに寄って雰囲気が変わるのも私が気に入っている特徴の1つです。

遊び毛

天然ウールの絨毯からは遊び毛が出ます。

遊び毛とは何でしょうか?

天然ウールの絨毯を作る時に羊毛を糸にしてパイルとして織っていった時に長さを切りそろえます。その時切られた部分が絨毯の中に混ぜ込まれてしまうそうです。そして使い始めると摩擦などによってそれらが出てきます。これが遊び毛です。

最初は凄い量の遊び毛が出ます。こんなに出て大丈夫なの?と思うくらい出ます。初めて天然ウールの絨毯を使ったのでびっくりしました。毎日ルンバが凄い量の遊び毛を回収していました。

濡れた時の臭い

脱脂していないので水を零して濡れたりすると獣臭さがします。

私は臭いに敏感な方ですが普段は全く匂いません。ですが、汚れをお湯で叩き洗いする時にも獣臭さがします。意外と強烈です。臭いに敏感な人は一度臭いを嗅いでみると良いかと思います。

天然ウール絨毯の魅力

私は寒い地方で育ったので家に絨毯があるのが当たり前でした。馴染みがあるというのもありますが、絨毯がある部屋の雰囲気がとても好きです。

特に天然ウールの絨毯は寒い冬だけではなく暑い夏にも活躍してくれるのが嬉しいです。

ですが、意外と絨毯を敷くのを嫌がる人がいます。理由を聞いてみると大抵はダニが巣くうという話だったり埃が溜まるという事が多いようです。

絨毯とダニは無関係!

絨毯を敷くとダニが繁殖するとと誤解している人が多いですが、絨毯はダニとは無関係です。そして埃の舞い上がりを抑えるので、アレルギーや喘息の症状がある人には適している家具です。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

天然ウールの絨毯は機能性だけでなく色合いも綺麗なのが特徴です。大きさも色んなサイズがありますので、部屋の大きさや用途に合った物を選ぶと良いかと思います。

我が家ではリビングには落ち着いた色のガゼニウールアブラッシュを敷いて、玄関には鮮やかな色が特徴のギャッベを敷いています。大きな物を最初から置いてしまうと部屋の雰囲気大きく変えてしまう事になるので、小さなサイズの物で試してみるのも良いかと思います。小さなサイズの絨毯でもお部屋のちょっとしたアクセントになって素敵だと思います。

ギャッベに関してはこちらの記事で紹介しています。

タイトルとURLをコピーしました