リバーライトのフライパンと炒め鍋は鉄製の調理器具です。
最近は鉄製の調理器具を使う方は少ないと思います。我が家でも以前はテフロン加工のフライパンを使っていましたが、テフロン加工の寿命が短い事もあり、リバーライトの鉄のフライパン・炒め鍋を購入しました。
数年間利用していますが、メリット・デメリットとお手入れ方法を紹介したいと思います。
鉄のフライパン・炒め鍋を購入した経緯
以前はT-falのテフロン加工されたフライパンを使っていました。
テフロン加工されたフライパンは、軽くて使いやすく、IH・ガス直火両対応なのでとても便利でした。
ですが、T-falのフライパンは寿命が短いという欠点がありました。1~2年も使っていると取っ手部分が歪んでしまいます。
テフロンの寿命も2年程度なので、必ず2年おきに買い替えになります。それ程高くないので、割り切って使うのも良いと思います。
2-3回T-falを使った後に、試しに丈夫な鉄製のフライパンを買ってみよう。ということになり、リバーライトの製品を購入しました。
鉄のフライパン・炒め鍋のメリット
実際に鉄製のフライパン・炒め鍋を使ってみて分かったメリットを紹介します。
丈夫なので長く使える
鉄のフライパン・炒め鍋はとても丈夫に出来ています。
数年間使った程度では歪まないですし、どこかがダメになって使えなくなるという事もありません。
保温性が高い
予熱に時間がかかりますが、その分保温性が高いのでお肉などを美味しく焼くことが出来ます。
鉄板焼きなどがそうですが、やはり肉を焼く時には鉄が一番良いです。
他のフライパンでは火力を強くし過ぎて表面だけ焼けたりすることがありますが、鉄のフライパンであれば弱火でじっくりと焼く事で中までしっかりと火が通ります。
鉄分を得られる
鉄で作られている製品ですので、調理する事で料理に微量ながら鉄分が含まれるようになります。
鉄の調理器具で鉄分を取得できるという話としては、ひじきの件が有名かと思います。
昔はひじきを鉄の釜で煮ていたので、ひじきと言えば鉄分が多い食材として有名でした。ですが、近年ではステンレスの鍋で煮ているので、ひじきには鉄分が含まれなくなっています。
ひじきの鉄分は、ひじき本来が持っている鉄分ではなく、工場で加工する時に使っていた鉄の鍋の鉄分だったのです。
そんな訳で、鉄分が不足気味の方には鉄の調理器具がお勧めです。
鉄のフライパン・炒め鍋のデメリット
鉄の調理器具はデメリットがいくつかあります。
重い
炒め鍋は薄く加工されているので軽いのですが、フライパンはとにかく重いです。
力のない方では、せっかく購入しても重くて扱いづらくて、使わなくなってしまうでしょう。購入を考えている方は一度店頭で試してみるのが良いかと思います。
リバーライトの厚底フライパンは、2.1Kgもあります。百貨店でよく見かけるバーミキュラの鉄のフライパンも1.9Kgあります。結構重いですよね。
手入れの手間が増える
私は慣れてしまったので、余り気にならないですが、テフロン加工のフライパンに比べると手間がかかるのは確かです。
- 使用前に油通しといって一度大量の油を投入してからフライパンを温めます。ある程度温まったら、油を戻してから調理を開始します。
- 使用後にはたわしで擦って汚れを落としてから、火にかけて乾燥させます。
- 水気が飛んだら軽く油を引いてから仕舞います。
これだけなのですが、慣れないうちはとても面倒に感じるかと思います。
毎日使うのであれば、油は引かなくても良いかと思います。長期間使わないのに油を引かないと錆びてしまいます。
焦げ付く
ご飯、焼きそば、うどんなどの炭水化物系とは相性が悪いです。チャーハンを作るのはとても難しいと思います。
油を余り使わない料理とも相性が悪かったりします。油通しをしても焦げ付く時は焦げ付きます。馴染んできたから焦げ付かないという事は無いかと思います。
画像の黒い部分が焦げ付いている部分です。焦げ付いたときには、重曹を水に溶かして煮立てるか、ステンレスのたわしで擦ります。
焦げ付いたりしても使えなくなるという事はありません。きちんとお手入れをすれば復活します。
リバーライトを選んだ理由
いくつかの鉄の調理器具の中から、リバーライトの製品を選んだのには理由は、取っ手を簡単に交換出来るからです。
鉄の調理器具では、壊れるとしたら取っ手です。取っ手以外が壊れる事はあまりないと思います。
木製の取っ手なので実際に焦がしてしまったことがあります。そんなに酷くないので取っ手の交換はしていないですが、一部炭化してしまいました。
鉄のフライパン・炒め鍋におすすめのキッチン用品
鉄のフライパン・炒め鍋と一緒に購入するのにお勧めのキッチン用品がいくつかあるので紹介したいと思います。
貝印 金属ターナー
こちらの貝印の金属ターナーは非常にお勧めです。
鉄のフライパン・炒め鍋だからこそ使える調理器具です。テフロン加工のフライパンに使ったら直ぐにテフロンが剥げてしまいますが、鉄製だと気にする必要はありません。
目玉焼きやベーコンなどの調理の時に、簡単にフライパンから料理を引きはがす事が出来ます。
非常に薄く作られておりかなり軽いです。
それでいてかなりしっかりとした作りになっています。4-5年は使っていますが、一度も壊れていないのでとても丈夫です。
野田琺瑯のオイルポット
鉄のフライパン・炒め鍋を使うと油を大量に使います。
野田琺瑯のオイルポットを使う事で油を綺麗にしながら使いまわす事が出来ます。油を多く使う揚げ物料理が好きな方にもお勧めです。
野田琺瑯のオイルポットは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
BALLARINI(バッラリーニ)グラニチウムコーティングのフライパンと併用
リバーライトのフライパンは28cmとかなり大きいサイズだった事、炒め鍋は軽いのですがフライパンは重いという欠点があったので、バッラリーニのガス火専用のフライパンと併用しています。
ポイントはアルミニウム製なのでガス火専用ですが非常に軽い点です。
鉄の調理器具のデメリットを埋める為に購入したので、軽さを基準に選びました。
また、こちらのグラニチウムコーティングは丈夫なので、テフロン加工のように直ぐにダメになったりしないのも良い点です。
バッラリーニのフライパンはこちらの記事で紹介しています。
まとめ
鉄のフライパン・炒め鍋は長持ちしていいのですが、お手入れの手間と重い点がネックになります。
私の知り合いでも鉄のフライパンを購入しても、重いのが嫌で捨ててしまった方もいます。
そして、鉄のフライパン・炒め鍋を購入したとしても、それだけで全ての料理をするのは難しいかと思います。
リバーライトの厚板フライパンは鉄板焼きに代表されるようにお肉を焼くには圧倒的な良さがあります。
ですが、炒め鍋のほうは普段使いとなると不便です。
そこで、そんな方にはクーベルのステンレス製フライパンがおすすめです。鉄ほどの保温性はないですが、高い保温性と軽さ、お手入れのしやすさではバランスが良いです。
クーベルのステンレス製フライパンはこちらの記事で紹介しています。
ステンレス製フライパンも万能ではなく、炭水化物系が苦手という弱点があるので、そこではバッラリーニのフライパンが活躍します。
私のおすすめは、リバーライトの板厚フライパン、クーベルのステンレス製フライパン、バッラリーニのフライパンの3つです。
それぞれ用途別に使い分けることで美味しく調理することができますし、それぞれが長持ちする良いフライパンです。